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2006年 05月 25日
これは2005年の11月下旬から年末にかけての話である。 彼女は某ショップ主催の走行会に参加していた。 この走行会は年間4~5回行われており、毎回のポイントを積み重ねてシリーズチャンピオンを決めるものだ。 何を間違ったか、彼女は初戦で優勝した勢いのまま、シリーズのポイントリーダーで最終戦を迎えていた。 しかも、ポイントランキング2位の選手がエントリーしていないから、最終戦でトップにならなくても、いつものように走って4~6位のポイントを取ればシリーズチャンピオンが取れる算段なのだ。 もう、手を伸ばせば届きそうな、目の前にぶら下がったシリーズチャンピオン! しかし、好事魔多し。 なんと、ウォームアップ中に3速ギアが無くなったのだ。 ・・・・・・! 彼女はこの千載一遇のチャンスである最終戦にかけていたから、いつもよりも入念な準備をしていた。 油脂類を交換し、フロントに新しいタイヤを入れ、2万キロ使ったショックをO/H。 ついでにくたびれたアーム類を交換してアライメントを取り直し、プラグを含む点火系と燃料ポンプ関連の部品を一新し・・・。 それだけに走れないショックも大きかった。 いくらシリーズチャンピオンが懸かっていても、阿讃のコースを3速ギア無しでは走れない。 もし走れたとしても、これ以上のダメージをクルマに与えるのは拙い。 彼女は泣く泣く出走を取り止めることにした。 予選を見学していて、まだチャンピオンになれる可能性が高いことがわかった。 もし、出走しているランキング3位のロードスターが、今回1位になれば逆転されてしまう。 だが、初参戦で予選1位のトミーカイラZZのタイムは速く、逆転の可能性は限りなく少ないように思えたのだ。 ロードスターにチャンスがあるとすれば、やはりスタートだろうか。 しかし、トミーカイラZZはトラクション性能が高いミッドシップである。 大きなミスをしなければ、普通にスタートすれば問題はないだろう。 決勝が始まった。 スタートの番狂わせも無かった。 トミーカイラZZは無難にスタートを決め、危なげなく1コーナーに消えていった。 淡々と周回を重ね、2位のロードスターをゆっくり引き離していく。 何も問題は起きないように思えたのだが・・・。 意外にもトラブルが発生! トップのトミーカイラZZがピットに戻ってきたしまったのだ。 結果、ロードスターが優勝し、逆転シリーズチャンピオンに。 出走せずにチャンピオンになるという、その甘い目論見は脆くも崩れ去った。 彼女の手から、一年越しの夢がこぼれていった。 さて、EKはミッション内部から異音が発生していたが、他のギアだけでなんとか走れそうだ。 彼女は高速を使って帰りたいと言う。 そんな恐ろしいこと・・・。 正直言って、僕は他の参加者のクルマに乗って帰りたかった(笑い)。 まあ、そんな薄情なことも言っていられない。。。 何かあった場合、一人よりは心強いだろうと、覚悟を決めて同乗することにした。 どこかで動けなくなるんじゃないか? それが追い越し車線の無い登りのトンネルの中だったりしたら大変なことになる。 そんな異様な緊張感が張り詰めていたはずなのだが、何故か爆睡してしまっていた(爆)。 ナニハトモアレ、何事も無く帰ってこれた。 バンザーイ!!! ・・・・・・。 あら? なんということ! 帰り着いた途端にクルマは動かなくなってしまったのだ。
by high-drive
| 2006-05-25 00:45
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