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2006年 07月 13日
言うまでもなく、スターレットシリーズの中で、最後のFR駆動モデルである。 今から15~20年前、俗に言う〝峠ブーム〟があった。 この愛媛・松山の場合だと、三坂峠と石手川ダムの2つのコースがメジャーだった。 常連の車種は、主としてライトウエイトスポーツと呼ばれた1600ccのNA(ナチュラル・アスピレーション)であったが、KPもかなりの台数が走っていた。 この頃のKPは、中古車としても価格が安く、タマも多かったのと、TRDを始めとするチューニングパーツも充実していたから、初心者にもとっつきやすいクルマだったのだ。 さすがにストックのまま(1300ccのOHV)だと非力さを否めず、登り(ヒル・クライム)では全くと言って良いほど勝負にならなかったが、エンジンパワーをあまり必要としない下り(ダウン・ヒル)に関しては、そのコンパクトな車体を存分に生かし、ひとクラス上のクルマを追い掛け回すことはザラだった。 そのチューニングの内容だが、各オーナー達は限りない(外せるものは全て・・・ダッシュボードまで)車体の軽量化と、徹底的な足廻りのリファインを行い、それでも物足りない奴はエンジンまでチューニングを行ったものだ。 そんな昔に活躍したKPを、もう、半年近く前の今年の正月明け!に預かった。 依頼内容は錆びたところの修理とオールペイント、それにLSDのO/Hだ。 このモデファイのきっかけは、去年の秋にやった足廻りの仕様変更だった。 長年試行錯誤して使っていたノーマル改車高長での限界を感じ、その道ではポピュラーな86のストラットを使うことにしたためだ。 86のストラットを使おうと考えたのは、フロントブレーキ廻りとハブベアリングの容量確保のためだった。 Sタイヤだって、何度も構造が新しくなっているし、コンパウンド自体のグリップも上がっているから、昔のままのノーマルキャリパー・ローターでは、いくら強力なパッドを使っても、どうにも制動力が追いつかないし、ついにはハブの温度が上がりすぎて、ベアリングを保護しているグリスが流れ出てしまうのだ。 当時のひとクラス上の車輌だった86のストラットを使うことで、ブレーキとハブベアリングの容量が稼げるから耐久性も上がるし、ショックも選びやすくなる。 ・・・ってなわけで、良いことだらけなのだ。 但し、KPと86とでは、ロアアーム・ナックルとの接続部の形状が違う。 なので、接続に必要なアダプターを用意しなければならない。 そのアダプターは各ショップから発売されているのだが、それがよく考えられたもので、その接続用のネジ穴をずらすことにより、トレッドを広げるキャンバー調整機能と、そのパーツに厚みをもたせて、同時にロールセンターを下げる機能をアダプターに追加しているのだ。 ただし、通常の方法ではないロア部を広げるということで、結果、トレッドが拡大してしまい、それまでギリギリのクリアランスであったタイヤショルダーがフェンダーに干渉するようになってしまった。 これを解決するためにフェンダーの爪折りをやったのだが、もともとが古いクルマだったこともあり、錆びて腐った部分が露出、他の部分の錆びも多かったことで、一気にオールペンをすることになったのだ。 新しく選んだカラーは、純正で設定されていたホワイトだ。 KPを買うと決めて、当初は白のボディカラーを探してたのだが、白では程度の良いモノがなく、やむなく断念したという経緯が過去にあったのだ。 なので、今回本来の希望であった白へのオールペンを実行に移すことになったのだ。 僕が思うに、草レースカーのカラーイメージは、常に白であったように思う。 白という色は、単純に他の色に比べてすっきり見えるし、実際に塗料自体の重量(わずかではあるが・・)が軽い。 これらのことを考えても、白が競技向きであるといえるだろう。 続く・・・。
by high-drive
| 2006-07-13 23:49
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