最新のトラックバック
以前の記事
2008年 03月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2005年 12月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年 07月 26日
ある日曜日の午前中に一本の電話がかかってきました。
電話の主はBさんで、場所は携帯電話の電波状態が悪い阿讃サーキットからでした。 Bさん 「走っていたら、油圧が無くなったんですが・・・。」 「走行中にインパネ内のオイルマークが点灯し、エンジン停止したんです。」 僕 「???」 Bさん 「どうしたらいいでしょう?」 かいつまんで話すと、油圧表示は無いけど、セルを回せばエンジンは普通にかかるし、アイドリングも正常にしているのだが、この後どうすればいいか?という内容でした。 僕 「えーっと、・・・・・追加しているデフィのオイルプレッシャーメーターは?」 Bさん 「追加メーターは“0”を指してます。」 僕 「んー、・・・・・なんだろう・・・・わかんないなぁ・・・・困った。。。」 ちゃんと整理して考えればよかったんですが、朝イチの突然の電話連絡でちょいとパニクってしまって、思考回路がショートしてました。 僕 「一応オイルの量が問題ないか、レベルゲージで確認して下さい。オイルが漏れたとか、ブローバイで減ったとか・・・。」 Bさん 「オイルはありますよ。」 僕 「じゃあ、とりあえずはメーターハーネスと、フューズを確認して下さい。」 Bさん 「どちらも問題ないようです・・・。」 僕 「?・・・弱った・・・。」 とっさに思い出したのは、ロードスターのお客さんが、サーキット走行中に油圧が無くなったことでした。 この時は、時間をおいてみると、油圧が正常に戻っていたので、笑って済ませられたんですが、今回はもっと深刻なようです。 Bさん 「このエンジンって、高回転を多用していると、オイルポンプが割れることが多いって聞いてます。」 僕 「うわー、そうなんですか?」 オイルポンプが壊れているとすれば、油圧も無いのも当たり前だろうし、この状況の全てに説明がつく。 んー、納得出来る。 このオーナー自身が普段からとても勉強家で、自分のクルマのトラブルの類にも詳しかったことがよかった。 しかも、そういうトラブルが起こりうることを知っていたから、瞬時にある程度の覚悟は出来た様子。 ひょっとしたら簡単なトラブルで、実は何でも無いのかもしれないけど、ここは大事をとって走行を中止し、自走で帰ってくることも断念することにしました。 で、翌日積載車を借りて、置き去りにしたクルマを引き取りに行ってきました。 早速、持ち帰ってクルマを点検したのですが、オーナーの判断通りハーネスやフューズに問題は無さそうです。 いろんなケースを考えてみましたが、やはりオイルポンプ破損の可能性が高いようで、エンジンを下ろしてバラすことになりました。 バラしてみると、やはりポンプが割れていました。 エンジンを下ろすまでの間に、オイルポンプの破損についてちょこっと調べてみたのですが、確かにこのエンジンにはこの種のトラブルが多いようです。 ちなみにホンダのB型エンジンのオイルポンプもよく壊れるみたいです。 このエンジンの純正オイルポンプは、高回転を多用すると破損する可能性が高いとのことで、対策としてアフターの強化品を探すことになりました。 正式に?発売されているのはトライアルのもので、¥117,700-!!!! まー、このくらいはするのかもしれませんが、庶民にはやっぱり高いっす。 他に選択肢も無く、耐久性に難にある純正を組むのも馬鹿らしい・・・。 (まっ、部品代は大したことないのですが、脱着の費用と時間がキツイ!) ってことで、このトライアルの強化ポンプを購入して取り付けすることになりました。 トライアルのオイルポンプは、 純正のケースはそのままに、内部を強化したものなので、外観は全くの純正品。 笑うくらい地味ないでたちなんで、とても10万オーバーのパワーは感じられませんね。
by high-drive
| 2006-07-26 22:00
|
ファン申請 |
||